僭越ながら皆さんからいただいたメールを元に簡単なFAQとします。
随時更新します。
Q: これからの裁判において、貴殿のHPを資料として家裁に提出してよろしいでしょうか。(Aさん)
A: 私は、現在の日本における子供の人権に対しての現行司法制度に少なからず不満を持っていますので、裁判等に提出して頂き司法関係者に私のHPにあるような概念を草の根から広く知らしめることは有益であると思っています。従いまして、家裁に資料として提出して頂くことは一向に構いません。
ただしHPにも記載しましたが、HPの内容の完全性、正確性、有用性、安全性等については、いかなる保証を行うものでもありません。また、掲載情報に基づいて利用者が下した判断および起こした行動によりいかなる結果が発生した場合においても、当方はその責を負いませんのであらかじめご了承ください。
 
Q:別居して離婚調停中です。別居後しばらくは子供と会えなったのですが、調停をしながら、最近では、月に1回程度は会えるようになってきています。
これまでの妻の行動や子供から聞いていることを聞くと、PASが心配されます。とても子供のことが心配です。
欧米では、こうしたPASのケースに対して、どんな形で解決を図っているのでしょうか?文献があれば、ご紹介ください。

A: HPご訪問ありがとうございます。反響を励みにさらに充実させていこうと思います。さて、お子さんの件に関してですが、まず、自分の弁護士、相手方の弁護士、調停委員、もしいれば調査官、および相手方のすべてに対し、私がHPで先日公開した英国政府の文書(Parental Separation ;Children’s Needs and Parents’ Responsibilities) に記されている内容を周知させるべきだと思います。この基本理念に沿って、次に
http://www.rgardner.com/refs/pastable.pdf
に記されている手順を踏み、お子様、奥様のPAS重症度を判定し(それぞれtable1,table2)、table3の対処法をとるというのが一つの方法です。これは、PASの概念の提唱者であるDr. Gardnerが発表したものです。また、次の文献には各関係者(双方の弁護士、心理学者等)による協調治療が紹介されています。
http://www.fact.on.ca/Info/pas/waldron.htm
しかし、PASの治療については定説はなく、また日本では親子面会が「子供が健全に育つために必要なこと」であるという認識が広まっていないため、面会を要求することが、非同居親の「欲」であるかのように捉えられていることが大きな問題であると思います。父親であるBさんと面会することがお子さんの心理状態および精神発達に有益である、ということを強く主張しなければならないのかもしれません。また、親権を変更するのは不可能ではないのかもしれませんが、非常に労力および時間がかかる可能性が高いと思います。まず、実りある面会ができるような環境を、父親と母親が協力して作る、ということがお子さんを救う近道なのではないでしょうか。子供のことに関しては両親が一時停戦し協力している、という姿を見せることが、お子さんにはなによりの安心になるのではないかと思います。したがって、非常に困難なことかもしれませんが、奥様がお子さんのことを最優先に考えるように説き伏せる、ことが最も現実的な対処法であると思います。
蛇足ながら、上記tableに記されているPASの8つの症状の日本語訳を紹介します
1. 誹謗中傷キャンペーン
2. 親に対する誹謗中傷に関する脆弱、不条理、浅薄な正当化
3. 両面価値(アンビバレンス)の欠如
4. 「一人前の思想家」現象(訳注;誰かに命令されて誹謗中傷キャンペーンをしているわけではなく自発的にしているのだ、と子供が言う態度のこと)
5. 親同士の対立における、引き離しを企てた親に対する反射的支持
6. 引き離された親に対し残酷に振る舞ったりその親を利用したりすることに対する罪悪感の欠如
7. どこかから借りてきたような作り話の存在
8. 引き離された親の友人や親族に対してまで激しい憎悪を拡大させる

この8つの症状についての詳細な文献の日本語訳も準備中です。協調治療の文献についても準備中です。今しばらくお待ちください。

8つの症状についての詳細な文献の日本語訳をアップしました。(2004/09/09)

また、PAS重症度を判定するためのRA Gardnerの表(table1,table2,table3)について日本語訳をアップしました。(2004/09/15)

 

Q:別居中の会社員です。妻とは離婚するつもりです。私を被保険者とする健康保険証(妻および子供二人が扶養家族)を妻が持って出て行きました。子供たちは妻と暮らしています。保険証を返すよう催促しても、子供の怪我や突然の病気といった万一の場合のことを理由に返却に応じません。消費者金融等で身分証明書として使用されるのではないかと心配です。健康保険証がないと子供でも医療を受けられないのでしょうか。何かよい対処方法があれば教えてください。

A: 健康保険証を提示しなくても、お金の手持ちがなくても、日本では誰もが十分な医療を受けることができます。特に公的病院では治療に対し著しく非協力的な態度であるとか、相当の暴力行為があるといった極端な問題がなければ誰でも同じように医療を受けることができます。救急車も健康保険証を提示しなくても誰でも無料で利用することができます。したがって、子供が医療を受けるときのためにあなたを被保険者とする保険証を保有し続けるという主張にはそれほどの妥当性があるとは思えません。健康保険証やお金のことで何らかの問題があれば窓口で相談するとよいでしょう。しかるべき手続きの案内があるはずです。お子さんだけでなくあなたが急病の際も、ご心配は無用です。気兼ねせず安心して医療を受け、担当の者に事情を説明してください。健康保険証は銀行では身分証明書として使用することはできないようですが、消費者金融等では可能な場合もあるそうです。上記の実情を述べても返却が実現されず、ご不安があるのであれば、最寄りの警察署に遺失届を出し勤務先で再交付の手続きをなさってはいかがでしょうか。その後、配偶者へは配偶者自身の勤務先の保険組合への加入や、国民健康保険への加入をご提案なさるとよいでしょう。